中国語~難しいといわれる発音とのつきあい方

 

今日は自分の専門である中国語の発音の学び方について少し書こうと思います。

中国語は発音が難しい?

うん、確かに難しく感じます。母音も子音も日本語より種類が多い上に、「声調」という音の高低ももれなくセットでついてきます。あとよく聞かれるのが「巻き舌」が難しいという声。

しかし、実は日本人にとって中国語の発音のほうが英語の発音を勉強するよりはよほど楽ではないかと私は思っています。

英語よりは楽だと思う理由

実際、母音や子音の数が日本語より多いと言っても英語のそれよりは少ないです。(これについては後日またくわしく書きます)

音の周波数も英語より中国語のほうが日本語に近いです。この三者の中で一番高いのが英語で2000~12000ヘルツ、次が中国語200~3000ヘルツ、そして最も低いのが日本語で100~1500ヘルツといわれています。普段日本語の世界で生きている私たちの耳は低い周波数に慣れているのであまりにかけ離れた高周波数はうまく聞き取ることができません。中国語とは周波数がかぶっている範囲があるので少し時間をかけてあげればいわゆる「中国語耳」ができ、リスニングの成果が出やすいのです。

あと中国語は英語のような語尾の子音と語頭の母音がつながるといった「リエゾン」がきわめて限定的で、一つ一つの音の塊がとてもはっきりしているのも学びやすいところです。

なので「英語より中国語のほうが発音が難しい」と思っている方がいたらそれは半分くらいは幻想です!単に「馴染みがない」だけです。

馴染みがないといえば「声調」(四声)も確かになじみがない概念です。それでも多くの日本人が学ぶ中国語の標準語であれば4パターンのみです。(もう一つ「軽声」というのもありますが、四声が基本となります)

これが広東語とか福建語だと7パターンくらいあってもう何が何だかわからない世界です。タイ語やベトナム語なども声調がある言語で、種類は確か4パターン以上あり、それが外国人による学習を阻む大きな壁となっていると聞いています。なので「たかだか4種類程度の音の高さだ」と割り切って果敢にチャレンジしていただきたいと思います。(強引?)

まとめ

・中国語の子音や母音の種類は英語よりは少ない

・中国語と日本語の周波数は被っている範囲がある

・声調は4つマスターすればいい

・英語みたいにやたら前後の音とつながったり消えたりしないから安心してほしい

この記事を書いた人

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みどり

中国語発音指導士 中国語学習サポーター 中国語通訳案内士

台湾で16年間中国語を学びました。
語学教材CDの音声吹き込みのバイト経験あり。
音読大好き。演技派。
オンライン中国語音読サロン「なりきり朗読劇クラブ」が大好評。
メールアドレス:midori55shonanbs@gmail.com

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