【2022年3月にコロナの影響のため閉店されたそうです。横浜中華街で台湾料理を名乗るお店の中ではここが一イチ押しだったので残念です…】
本日は個人的には久々のヒットとなった台湾料理店の紹介です。
場所は横浜中華街。
中華街は読んで字のごとく中華なお店がひしめき合っていますが、まぁぶっちゃけ日本人好みの味にアレンジされているお店が多いですから私のような長期中華圏滞在経験者の舌とお財布を満足させるお店に出会うことはなかなか困難であります。
そ・れ・が!
今回通訳のお仕事で台湾からのお客様二人をお連れした市場通りの真ん中あたりに位置する「状元郷」というお店が期待を上回る美味しさでした!
台湾からの客人たちも日本に来て4日目ということでそろそろ台湾の味が恋しくなっていたようで喜んでおられました。
ちなみにこのお店は通訳業務の依頼主から「知り合いがここが美味しいって言ってたから連れて行ってあげて」という指示によるもの。
いやいや、お知り合いの方グッジョブでございますよ。
もともと横浜中華街の中でも台湾料理のお店は少数派。
しかも心から美味しいと思えたお店はここが初めて。
雨の平日だからかランチタイムであるのにも関わらずお店は空いていました。
間口の狭いそれほど大きくもない店内。
外見も内装も中華っぽいようなそうでないような不思議な感じ。
私がこの日頼んだのはランチセットにあった排骨飯(パイコー飯)のセットでしたが、なぜかこのメニューだけ金属製の弁当箱に入って出されました。
台湾鉄路の駅弁とかでもこんな感じだったような。
昔、電子レンジが普及する前はみんなこの金属製の弁当箱に弁当を詰めて、学校や職場で専用のスチーム機で温かいお弁当を食べたらしいです。(冷えた飯なんて死んでも食べたくないといういかにも華人らしい習慣ですよね)
セットメニューにはメインに春巻き又は小籠包、スープ、杏仁豆腐がついてきました。
揚げ物や蒸し物はまぁ特筆する点はないけれど、デザートの杏仁豆腐が柔らかくて美味しかったのはポイント高いです。ランチについてくる杏仁豆腐ってまずいことも多いので。
これで1300円というお値段は多分ランチセットでは高めの設定ですが、美味しいので許す。
単品で頼んだ青菜の炒め物(空心菜)も期待に違わず美味しい。
台湾からのお客様二人も「こういうものが食べたかった!」と箸が進む進む。
日本だとこういうなんでもない温かい野菜料理が全然食べられないからねぇ…お気持ちよくわかります。
ちなみに近くには「状元楼」とかよく似た名前のお店も多いのでご注意。
食べログでの評価はこんな感じ。お店の外観とかメニューとかはこちらで確認できます。
それからこちらのブログでも状元郷に言及しています。
この方は30代の男性で外食のコスパをテーマに書いていらっしゃるのでそういう側面から評価すると状元郷は点数が低くなるようですが(働き盛りの男性からすると量的に満足度が低くなるのは否めない)、「結論から言うと、この店は、大変ニッチな人にうける」という一文がまさにドンピシャ。
そう、私のような人間が喜ぶ店です(^.^)
お店のフェイスブックページもありました。
2019年6月から毎週火曜日が定休日だそうです。
オッと危ない、来週の火曜日に行こうとしていたので事前に気づいてよかった~~
ここは間違いなくもう一度行ってみたいと思えるお店でした。
台湾の中華料理がお好きな方には気に入っていただける自信があります。