iPhone6Sユーザーです。
指紋認証ができるって随分前から知っていたけど、2年前に買った時からずーーーっと、iPhone触るたびにめんどくさいと腹を立てながらも6ケタのパスワードを入れていました。
が、昨日見かけたある方の(どなたか失念いたしました)ブログ記事をきっかけに指紋認証にチャレンジしてみましたところ、これがもう…
おっそろしく快適です!!
どうしてもっと早くやらなかったのだろう。これまで私は毎度パスコード入力を要求されるたびにイライラしていたのに。過去の私に一言「バカだねぇ」と言ってやりたいくらいです。
やり方についてはこちらのサイトを参考にしました。
https://wayohoo.com/ios/beginners/how-to-use-touch-id-for-iphone-6-and-iphone-6-plus.html
指紋を認識させるのに複数回指をホームボタンに当てたり離したりする作業が発生しますが、この先ずっと6ケタパスコードを打ち続ける手間に比べたら断然楽なのでまだ指紋認証にしていないiPhone6以上のユーザーの方(特に6Sからは精度が飛躍的に向上しているそうです)はぜひやってみてください!
やらなかった理由
ひと言、「テクノロジーの進化を信じていない」
これに尽きます。
だって、iPhoneに限らず、なにか新しい機能がリリースされるたびに期待以下の精度のことが多すぎたから。
だから信用しない。
どうせまた大したことがないんだろうとか
どうせまた私の持っているモデルでは動作しない、ハイエンドモデルでないと機能がないんだろうとか。
過去における失望の数々が今行動を起こすことを阻むのです。
実際このiPhoneの指紋認証もiPhone6/Plus発売のころから始まったらしいですが、最初の指紋読み取りセンサーは精度が悪かったそうです。この時に試してみたけどうまくいかなかった人はもしかしたら今もまだパスコードを毎回入力しているかもしれませんね。
私自身の指紋認証への不信というと思い出すのは10数年前のこと。
台湾で大学院生をしていたころ、新しく建設された学生寮に入居することになりました。学生寮は23:00が門限だったのですが、門限を過ぎても指紋認証で入ることができるようになるということで、大学側から指紋の登録をするようお達しがありました。
指定された日時に寮の玄関へ行くとすでに学生が何人か並んでいました。指紋読み取りセンサーの業者が、学生一人ずつの指紋を登録してくれるのですが、この読み取りセンサーの精度が低すぎて、何度やってもエラーばかりで登録完了すらちっとも進みません。業者のお兄さんも額に汗かきながら「おかしいなーすいません、もう一回おねがいします」と何度も頭を下げていてとても気の毒になりました。なんとか登録を完了させて、では本番!ということでセンサー部分に指を当ててみても開錠されずにエラー。
「これは使えない」
なにか画期的な技術を導入するなんて言っても結局はお粗末なもんなんだよね。学校側は業者に一体いくらお金を払ったんだろう。
そんな疑問だけを残し、私の指紋認証への信頼度はこの10数年前の水準のまま回復することなく年月は過ぎていったのでした。それだけに強固な思い込みとなって、「毎回イライラしながらパスコードを打つ」という行動パターンに甘んじていたのです。
まとめ
過去の暗い思い出や不愉快さが新しいテクノロジーを手にすることを拒むファクターになっているのは何とももったいないことです。
しかし、今年はやたらと「AI(人口知能)」の普及を目の当たりにする年でした。特に各社がクリスマス・年末商戦に絡ませてきた「AIスピーカー」に至っては目を見張るものがあります。
生活を快適にする新技術はなるべく柔軟に積極的に取り入れていきたいものです。