「しんさいニート」というコミックエッセイを知っていますか?
私は今朝(11/30)のNHK「おはよう日本」という番組の中でたまたま見て知りました。
カトーコーキさんという37歳の男性が作者で、かつ主人公のコミックエッセイです。
この本には東日本大震災で家も仕事も失い、再出発につまづいてしまう主人公の日常が描かれています。
こちらを読むと詳しいことが簡潔にまとめてあります。
この放送の中で今の私に刺さったのはこのくだり。
“ボクが心を病んだからといって、世界は何も変わらない。
「毎日」という現実は、否応なくボクを追い立てた。”
※画像はNHKのサイトからお借りしました。
なかなかしんどい言葉です。。。
この言葉をどう受け取るかは人にもよるとは思いますが、ここ数か月間ネガティブモードからなかなか切り替えができていない私には響きました。
まず、前半の部分。
これは残酷だけど事実だなぁ。
本当に何も変わらない!
だったら病みたくないし、健康でいたいよなぁ。
30代以降、本格的に病んだことはないけれど気質が基本ネガティブなので油断するとすぐ深みにはまってしまう。気づかせてくれて有り難い。
そして後半の「毎日」という現実は、否応なくボクを追い立てたの部分。
正に追い立てられていて今日なんか11月の末日です。
実は先月から手つかずの案件があって、やり遂げられない自分がふがいなくてイライラしていました。何度も人に相談したり、やり方を指南してもらったりしても頑として動かない何かが自分の中に住んでいる感じです。
100%自分で抱え込んでいて、頭の中で起きている妄想を持て余している段階は過ぎたものの、その思いを外に出しても出してもクリアできない。この状態は実にしんどいです。
自分が他人と比べて「足りないもの」だという思いを信じ続けている限り、人間はなかなか自分の状況をよくすることはできないのだということを実感中です。
気分が盛り下がらないために先日読んだダニエル・ピンクの文章を最後に張り付けておこうっと。みんなすごそうに見えるけど、本当はすごくないって!