9月1日です。子どもの学校の新学期です。
前日夜に中二息子から「おかあさん、よいお知らせです!」と言われました。息子のいう「良いお知らせ」なんてどうせたいしたことないんだろうなぁと期待しないでいたら。
「明日は給食がありまーす!当番の人はマスク持参、俺は当番じゃないからマスクは要らない」
OH------!My‼ なんてことでしょう!!!
これはわが町にとって画期的な出来事です!事件です‼
学校給食後進県である神奈川県において、わが町は40年以上前から学校給食が実施されています。ほかの自治体では給食は小学校までで、中学からはお弁当というところが多い中、わが町は早くから中学校まで給食があります。周辺自治体の保護者からはその点についてだけは羨望のまなざしを向けられることも。
ただ、学期はじめと学期の終わりの二日間は学校が半日に満たない時間割で終わってしまうため給食がなくて…これが保護者にとって非常に不評でした。私も子供が小学3年生の時までは学童保育に通わせていたので給食のない日には弁当を持たせないといけないのが負担でした。
たかが二日されど二日。
ワーキングマザーであろうが専業主婦であろうが、食事作りに代表される「考える家事」は少ない方が有難いもの。こういうイレギュラーな「弁当持参」には負担感を覚える人は思っている以上に多くて、毎年学童でも「有料でもいいから弁当の出前をお願いしたい」という保護者の声がありました。「わざわざ作らなくてはいけない」というのと、「弁当作りを忘れてはいけない、そしてそれを子どもに持たせるのを忘れてはならない」という二重三重の負担がその背後にはあるんですね…
そんなわけで毎年実施される学校アンケートでは私はいつも「給食実施期間を延ばしてほしい。」と書き続けてきました。年間にしたらせいぜい数日分の稼働増です。その分給食費上がってもいいからお願い!という気持ちでした。
そういう保護者の声が近年大きくなったのでしょうか。まさか本当に実現するとは夢にも思っていませんでした。
一保護者としては結構な大事件なんだけど、学校からのお知らせは案外控えめ。新学期の連絡プリントの一番最後の方に小さな文字で「給食があります」とあるのみ。個人的には「9/1から給食がある」という内容だけで別刷り、号外扱いでもいいくらいなんですが。
それとも今回のことは試験的な取り組みで今後継続的というわけではないのかしら?疑惑が膨らみますが、声を上げ続けたことにより私たちを取り巻く環境が変わることがある、という経験を久々に味わったのでした。