さて、今年も中検1級試験の季節がやってまいりました。中国語検定には準4級から1級まであります。1級以外は年に3回受験のチャンスがありますが、1級については年に一度11月しか受験のチャンスがありません。そして1級の難しさは格別。近年では合格者(年に10数名)のほとんどが中国語のネイティブで、個人的に大変尊敬する先輩でさえ、過去5回受験しても受からなかったほど。あまりの難しさに受験することに意味を感じなくなりそうな超絶マニアックな試験です。(ある友人は「中検1級は老後の楽しみに取ってある」と言ってました。けだし名言!)
昨年、WEB上で知り合った中国語学習仲間でこの超難関中検1級合格を目指そう!ということになり、私も人生で初めて挑戦しました。たいした準備もしないで挑んだのでもちろん結果は不合格でした。(それでも初めての割には悪くはなかったと自分では思ってる…w)昨年の様子はこちら
あれから一年、「やる気を育てる通訳学校」(通称やるツウ)の主催者で現在フィリピン在住の語学LOVEの小島温子さんが検定対策と称して毎週1回Zoomで勉強会を開催してくれて、ホントに少しずつだけど対策問題集を解いてきました。
が、今年の夏の猛暑や抱えていた翻訳や通訳案件などからのプレッシャーで勉強会もサボりがちに…受験申込みの時期になってもやる気はちっとも湧いて来ず、今年はもういいや、あきらめようと思っていました。
ところが、最終締め切りは10/18だと自分は記憶していたのに勉強仲間の投稿で実際の締め切りは10/25だと知り、また悩むことに。
勉強会の仲間からは「せっかくだから受けましょうよ」と言われたのだけど、試験に向けて全くテンションが上がらない。「年に一度の健康診断だと思って」という仲間の言葉に少し心が動かされるのだけど、受かる見込みの限りなく薄い試験に決して安くはない検定料(¥9800)を払うのが何だか空しいなど、受けない理由ばかり口にしてしまう始末。
「迷っている時間に四字熟語を一つ覚えませんか?」という提案もありました。そうなのです。迷うのもエネルギーをかなり消耗するので、そんなの勿体ないから単語一つでも覚えたほうがいいのは頭ではわかっているのにまだ悩む。我ながら苛立たしい。
そーんな日々を送っているうちにどんどん最終締め切り日が近づいてきます。そんな時、グループのメンバーから高電社の過去問対策ウェブサイトがあることを教えてもらいました。コースは1か月、3か月、1年の3つがあります。1級は1か月コースなら2100円と大変リーズナブルなお値段に惹かれました。これで復習してみたら少しはやる気がよみがえるかもしれないと申し込んでみました。ウェブで申し込むとまず申し込み完了のメールが送られてきて、その後に別途ログインURL記載のメールが届きます。早速、昨年の問題の解きなおしをしてみたら意外と気持ちが乗ってきました。
そんなこんなで結局、中検の最終申込締め切り時間5分前に受験の申し込みを完了させました。
ギリッギリまで悩む私。もう少し省エネしないとね…