何かと飽きっぽい私ですが、10年来続けていることが一つだけあります。それは月に一度のリードオルガンのレッスンです。
リードオルガンとは主に教会にある「足踏みオルガン」のことです。パイプオルガンの簡易版として日本で普及した経緯があります。電気を使わずに足元のペダルで空気を送るので電子オルガンよりも音色が素朴で温かい感じです。
長年、教会での礼拝奏楽に憧れていて、10年前から尊敬するオルガンの先生に手ほどきをして頂いています。
36歳を過ぎてから始めたので進歩のスピードは非常にゆるやかではあります。
手のサイズも小学生並み(!)に小さいのでちょっと難易度の高い曲になると弾けません。
夢はマロッテの「The Lords Prayer (主の祈り)」とフランクの「Panis Angelicus(天使の糧)」が弾けるようになることですが10年経った今もまだ実現していません。(分散和音が超絶苦手です)
最近は老眼も加わって楽譜と鍵盤を交互に見るときのピント調整がツラくなってまいりました。夢の実現に向けてもう少し加速しないと本当にただの夢のままで終わってしまうかも、とこれを書きながら思いました。
しかし、月の一度の先生とのレッスンはとても楽しく、あっという間に時間が過ぎてしまいます。この日も集中してレッスンを終えたらとっくに日が暮れていました。
人生の黄昏時を迎える前になんとか夢を実現させたいです。