ここ2年ほどの間にあの有名なタピオカミルクティーをはじめ、さまざまな台湾のスイーツのお店が次々と日本各地に進出しています。
と言ってもまぁこういうお店の出店先は大都市に限られちゃうんで、
私のようなすみっこ暮らしはたま~に都会へ出た時にしかありつけません。
で、本日ご紹介するのは横浜中華街にある鮮芋仙シェンユィシェン~Meet Flesh。
赤羽や吉祥寺にもお店があります。
日本には2017年に進出(?)
もともとは台湾の小さなお店が発祥ですが、
なかなかの商売上手で中国大陸に大量出店して世界中に何百店舗と出店しているらしいです。
私の住んでいるとことから一番近い都会が横浜なので、昨年2018年のオープン当初からなんだかんだで多分4,5回は来ています。
中華街でもかなり端っこの方にあるので案外穴場かもしれません…
4,5回来て並んで待った時もあったけど、割とすぐ座れます。
注文のしかた・店の雰囲気
基本、セルフサービスです。
先に席を確保してから注文するスタイルで、お店に入ると店員さんがメニューを渡してくれて先に席を確保するよう案内してくれます。
メニューは芋園(いもえん※)・仙草(せんそう)・豆花(とうふぁ)の三つをメインにタピオカや煮豆などを組み合わせたものがあるのですが、とにかく種類が多くてどれを食べるかひとしきり悩みます。
※「芋園」の表記はお店の日本語メニューに従っていますが、台湾では普通「芋圓」と書きます。「圓」は「円」の旧字体です。「円」は丸いものという意味。中国語読みだと「園」も「圓」も同じ音なんだけど全然意味が違う…パッと見、ごちゃっとしているから恐らく翻訳の初期段階で変換ミスがあったのかもしれません。。一応中国語の専門家なのでこういうのは気になってしまうのだけど、まぁ日本ではなんの問題も起きてなさそうですね。ちなみに台湾の本家サイトで確認するとやはり「芋圓」となっていました。
サイズはMとLがありますが、二人でシェアするならLサイズを頼むことをお勧めします。
タピオカミルクティーなどの飲み物は氷のありなしと甘さを選びま
基本的にここの味付けは割とあっさりしているのでしっかり甘さを感じたい人は一番甘いランクを選ぶといいかと思います。
お会計を済ますとショッピングモールのフードコートでよく見かけるピピピとなるアラームが渡されます。
ガラス張りで明るい店内。
インテリアは台湾の可愛い伝統工芸品がさりげなく飾ってあります。
店内のお客の半分くらいが中華系と思しき方々。
この日も日本へ旅行に来ている若者連れや、日本で暮らす子供に会いに来た両親を中華街に連れてきたという感じの家族連れなどが何組かみられました。
これも鮮芋仙というお店が中国や世界各地で親しまれている証拠でしょうか。
おすすめのメニューは芋園と仙草!
ここの最大の売りは注文を受けてからゆでる「芋園(いもえん)」。
芋園とはタロイモの粉から作った白玉だんごみたいなもの。
大抵の店ではある程度の量を作りおいたものをトッピングするのだけどこのお店ではゆでたてが食べられるので
タロイモの香りも味もしっかり味わえます。
淡いピンクのような色もカワイイ。
ちなみに黄色いのは台湾のサツマイモ「地瓜」を使っています。
この芋園、モチモチした食感があのタピオカとよく似ていて一度食べると病みつきになります。
あと私がおすすめするのは写真(メニュー名:仙草オリジナル)にも写っている黒い物体、「仙草(せんそう)ゼリー」です。
仙草はシソ科の植物で、中華圏では薬の材料にも使われる食材です。
なのでこのゼリーはどことなく「薬?」というような香りがします。
わが家の息子に言わせると「同級生のOO(お寺のおうちの子)のうちの味がする」らしいです。
言われてみると確かになんとなーくお仏壇のあるおうちでおやつを頂くみたいなノスタルジックな感じがします。
でも、嫌な味ではないです。
ただ単に「線香臭い」食べ物なら日本でわざわざ売ることもないですからね。
台湾の人は夏になるとよくこの仙草のゼリー(仙草凍といいます)や飲料(仙草茶)を食します。食べると不思議とさっぱりしてなんだかクールダウンするんですね。
この仙草ゼリー、日本でもだいぶメジャーになってきたのか、あの「カルディ」で「仙草ゼリーのもと」が手に入ります。私も昨年見つけてから二回ほど家で作って食べています。
見た目が黒くてよく似たものに香港で有名な「亀ゼリー(龟苓膏)」がありますが、これは全く別物。お値段も全く違うし、功能は美肌効果のようです。ただ名前がよくない…この話はまた別記事で書きたいと思います。
新商品のタピオカのホットサンドは気になったけどさすがに胃袋に
また次回…とはおもうけれど、私は次もきっと仙草ゼリーを注文するだろうなぁ。